ケアの仕事

【マインド】苦手な職員と一緒に仕事しなければならない時「共有ゾーン」

 

 

「共有ゾーン」という考え方

 

一緒に働く仲間だからといって

全て価値観が同じでは

ないですよね

 

中には

「この人とは合わないなぁ〜」

そう感じる相手もいるでしょう

 

そういう時は

どうしても「合わない」部分に

意識が向いてしまいがちですが

 

ぜひ!

“ 共有ゾーン ”

意識を向けてみませんか?

 

リーダーとして

メンバーに意識して欲しい事や

達成して欲しい事が

あると思います

 

一方で

メンバーにも

得意な仕事や

目標があると思います

 

リーダーとして

メンバーに求める部分と

 

メンバーとして

チームに貢献できる部分

 

この重なった部分が

“ 共有ゾーン ” です

 

例え少しであろうと

同じ職場で働いているなら

共有ゾーンは存在します

 

その共有ゾーンに

意識を向けて

徐々に拡大させていくと

 

共感できる部分が増大していきます

 

 

近くに

「合わないなぁ〜」と

思う人がいたら

 

どんなところが

「共有ゾーン」かな?と

意識して見てみてください

 

意外な発見があるかも知れませんよ!

 

 

例えば

日常のケアで

「口腔ケア」

 

現状では

職員が介助して行っています

リーダーもケアの統一として

チームメンバーに同じケアを

行って欲しいと考えています

 

 

ところが

1人の職員が

入居者様に歯ブラシを持たせ

出来るだけ

自分でやってもらっています

 

 

その事実が発覚して

リーダーとそのスタッフで

話をしたとします

 

リーダー:「口腔ケアは全介助と決まっていて、みんなそうしています」

 

スタッフ:「あの方は自分で出来ます。全介助は必要ないです」

 

リーダーにしてみたら

ケアの方法を統一したいので

このスタッフの事を

”チームの輪を乱す困った存在”

思うでしょう

 

そのスタッフにしてみたら

入居者様の自分で出来る能力を

しっかり活用してもらい

出来ない部分は

手伝う様にしているだけなのに

なぜ注意されなければいけないのか・・・

”意味がわからない”

そう思うかもしれません

 

では、2人の共有ゾーンは?

 

リーダーはチームをまとめる立場から

ケアを統一したい

一方のスタッフは

決まりにとらわれずに

自立支援を活用したい

 

 

それぞれの「何が大事?」「どうなりたい?」

 

現状だけ話していたら

それぞれの目的が

重なる部分は見えませんが

 

それぞれの

「何が大事?」

「どうなりたい?」

を深掘りしてみると

 

リーダーは

全スタッフ共通したケアを提供して

”入居者様に快適に生活してもらいたい”

 

スタッフは

自立支援を活用して

”入居者様に健康的な生活をしてもらいたい”

 

2人とも

入居者様のより良い生活を目指しているという

目的が共通しています

 

 

つまり

これが”共有ゾーン”

 

 

ここに着目して

「お互い入居者様に

より良い生活を送ってもらいたいと

考えているんだよね」

 

「口腔ケアに関する研修を行って

みんなが同じ知識と技術を身に付けられる様にしよう」

「ケアをもう一度見直して

何が出来て何が出来ないか評価してみましょう」

 

”共有ゾーン”の拡大に向けた

取り組みにつなげる事が

出来ます

 

立場が違えば

視点や責任が違います

違う部分ばかりに注目して

話をしていたら

「分かり合えない」で

終わってしまいます

 

同じ職場で働いている仲間です

必ず共有ゾーンは存在します

 

冷静になって

俯瞰してお互いの立場を尊重して

問題を捉えてみると

必ず見えてきます

 

 

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ken

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