望む結果はひとつでも
伝え方は無限にあります
否定的な表現を使うより
肯定的な表現の方が
受けとる側の心証が違います
「して欲しい変換」
という考え方があります
リーダーともなると
ケアの方法やスタッフの意識を
統一したい
そんな気持ちになることが
あると思います
ですが・・・
現実には
リーダーの気持ちとは
裏腹な事が起きたりします
そんな時に有効なのが
「して欲しい事」を変換して伝える方法です
例えば
コンビニや駅のトイレに
「いつもキレイに使って頂き、ありがとうございます」
なんて張り紙を目にしませんか?
以前は
「トイレはキレイに使いましょう」
という様な表現が多かったと思います
これは
して欲しい事の
表現を変えているのですね
どちらも
して欲しい事は同じです
表現を変える事で
受け取り方が
変わりますよね
以前の表現は
否定的に捉え
注意を促すといった印象です
改善後は
肯定的な未来だけを表しています
他にも
廊下を走るな → 廊下は歩きましょう
遅刻するな → 余裕を持って 5分前集合
事故しないで → 安全に
忘れ物するな → 準備をしっかり
みたいな例があります
言葉はイメージと連動します
つまり
「ミスするなよ〜」って
声掛けをすると
相手は「ミス」をイメージします
「ミスしない、ミスしない、ミス、ミスミス・・・」
脳が「ミス」を想像させ
身体も反応します
(脳には肯定的、否定的の区別ができないそうです)
そして
イメージ通り
「ミス」を招きます
そんな場面
どこかで目にした事が
ありませんか?
そんな時こそ
【して欲しい変換です】
ミスするな → 「〇〇〇・・・で」
これは
場面によって色々な声掛けが
あると思いますので
トークを想定しておくと
咄嗟の時に効果があります
参考
「練習通りに」「リラックスして」
「しっかり狙って」「全力で」
「ど真ん中に」「落ち着いて」
「君ならできる」「安全第一で」
「上手に」「いつも通りに」
などなどして欲しい事の表現を
変えて伝える
ぜひ
日常の場面で
使ってみて下さい
ボクが実際の現場を想定して考えた
「して欲しい変換」はこんな感じです
場面は、急な欠勤などで
「人手不足で業務が大変になる」です
メンバーが慌てたり
疲弊して注意不足になったり
する事が予想出来ます
そんな場面でして欲しい事は
「事故やミスを起こさない」
だったので
こういう表現にしました
「普段やっている事を
落ち着いて確実にやれば大丈夫」
肯定的な未来をイメージして
スタッフに投げかる
スタッフの脳には
「普段やっている」
「落ち着いて確実に」
を想像してもらう
そんな
して欲しい変換です