「リーダーに怒られた」
部下にそう言われて
職場でギクシャクした経験ありませんか?
部下への伝え方(重要な事をしっかり伝えるには)
感情的になったりして
「キツイ言い方」をする理由も
リーダーにはあるはずです
それは
放置しておくと
重大事故につながる
そう判断した言動には
厳しく対応します
“コレは見逃していけない”
そういう種類の出来事です
介護の仕事でいえば
『お客様の不利益につながる行為』
企業理念やチームの目標に沿った内容です
例えば
スタッフ同士がおしゃべりしていて
お客様に対する安全配慮が足りなかった
その様な一瞬の気の緩みが
重大事故を引き起こす事もあります
もちろん
その時の状況によります
スタッフの配置や人数
その場の環境や
お客様の様子を
総合的に見て判断します
ですが注意された方は
”ちょっと話していただけで怒られた”
という印象になり
「リーダーに怒られた」
なんて言われますが
根拠のある指摘や注意なら
部下に嫌われる事はありません
やがて
”リーダーが何に対して意識を向けているのか”を
部下が理解してくれます
参考にしたのは
場面は違いますが
映画「マネーボール」
メジャーリーグ球団のジェネラルマネージャー(ブラット・ピット)が成績不振の選手に対して
「お前、クビ!」と宣言する場面があります
すると側近のスタッフから
「そんな言い方ひどいんじゃないですか?」と意見されます
彼はこう言います
「お前は、殺される時にジワジワと苦しめられるのとスパッとひと思いに殺されるのどっちがいい?」
そんな場面があります
ボクも側近スタッフ同様に
ゼネラルマネージャーの言い方は
「キツイなぁ」と思って観ていましたが
その台詞を聞いて
言われる側としては
ダラダラネチネチと戦力外である事を遠回しに言われるより
“チームに貢献出来ていないからクビ”
そうハッキリ言われた方がショックではあるけど潔いと
立場を入れ替えて考えてみて
気が付きました
このシーンはとても印象に残っています
伝え方にはコツがある
“伝わる言い方”として考えた時に
ハッキリ伝えるという事は
重要だと思います
”心に留めて欲しい内容”は
ハッキリと明確に伝えます
例えば
「ちゃんと・・・」
「しっかり・・・」
という表現だけでは
曖昧になってしまい
受け取る側の解釈で
結果が変わってしまいますので
「〇〇が□□になる様に・・・」
「△時までに終わる様に・・・」
という様に
具体的な表現を含めて伝えると
伝わりやすいです
そして補足が必要であれば
「なぜならば・・・」と理由を説明します
明確で具体的な表現を使う事で
情報がしっかり伝わります
介護の仕事は優しい人が多く
“メンバーを注意できない”
そんなリーダーも存在します
ですが・・・
部下に注意して
“うるさい奴と思われたくない”
“相手を傷つけたくない”
そんな
本質から目を背けた優しさは
ジワジワとお客様を
苦しめる事になりかねません
それに
リーダーがズバッと注意しないと
他の仲間が困り
不信感を持たれてしまいます
まとめ
伝える内容は
チームの(仕事の)
理念やビジョンに沿った内容である事
伝え方は
・具体的な表現を用いて
・明確に要件を伝える
・必要であれば「なぜならば」と理由を説明する
それだけです
「言ったら嫌われる」とか
「反発される」なんて
心配する必要はありません
チームの事を
本気で考えているリーダーは
そんな事気にしません
重要なのは
“相手にしっかり伝わる”
そして
お客様が
”安心して安全に過ごせる環境を提供する事”
です