453. 感情的に怒る事はダメなのか?
冷静に「叱る」事は良い対応で
感情的に「怒る」事は良くない対応
そんな印象ありませんか?
【叱る】(目下の者に対して)相手の良くない言動をとがめて強い態度で責める
【怒る】腹を立てる立腹するいかる
<大辞林より>
ボクが過去に上司に叱られて・・・
いや怒られたのか???
どちらにせよ
ショックで印象に残っているのは
「ベテランなのに!」
というひと言でした
つまり
上司の中では
【ベテラン=ミスしない】
という印象だったのか
小さなミスがきっかけで起きた転倒事故を
ひどく怒っていました
部下にそんな怒り方・叱り方
した事ありませんか?
「ベテランなのに!」って怒られて
何で自分はショックを受けたのか
内省してみました
ボクの中では
【ベテランだってミスをする】
という考え方なので
上司とは相容れない
ベテラン → 豊富な経験を持つ者
そんな人がミスをするからには
”何か” があったのでは?
ボクはそう推測します
過去にボクのチームで
ベテランと言える経験者のメンバーが
些細なミスが原因で転倒事故を起こしました
大事には至らずに済みましたが
その時は「らしくないなぁ」
そう受け止め
報告を受け、事情を聴き
感情的に怒る事も
とがめる事もしませんでした
後から知ったのは
そのメンバーは当時
私生活での悩みを抱えていたらしいです
「らしくないなぁ」の原因はこれだったみたいです
(もちろん悩みがあったら不注意で事故を起こしても良いという事ではないです)
誰にだって一瞬の油断が生まれる
そんな時はある
だからこそチーム内の業務手順を
誰がやってもミスが起きにくい仕組みにして
ミスを最小限に抑えたり
メンバー同士でコミュニケーションを取って
ミスを未然に防ぐという対策は必要ですよね
ベテランが不注意を起こす時には
大抵「何かがある」
「ミス」に焦点を合わせるのではなく
「何か」に合わせた方が効果的です
ミスを責めても解決には向かいません
責められたベテランメンバーのモチベーションが下がるだけです
そしてなぜモチベーションが下がるのか?
これは承認の3段階
・結果 ・行動 ・存在
が深く関係していると考えました
ボクが言われた「ベテランなのに!」は
【存在】に当てはまります
上司としては
ベテランという【存在】に対して
怒りを感じたのではないか?と推測しました
だから言われたボクも
【存在】を否定された気持ちになり
モチベーションが下がったのだと思います
【存在】に対しては
承認も否定も影響力は大きいです
例えば
【結果】や【行動】に対して怒る場合
「何だこの結果は~!」
「何でこんな事したんだ~!」
と感情的に怒られても
「スミマセン、次回挽回します!」
「失礼しました、今後気をつけます!」と
返せるかもしれません
だけど
「だから、お前はダメなんだ~!」
これは返しようがありません・・・
つまり
怒ろうが叱ろうが
感情的だろうが冷静だろうが
”何に対して” という事が
重要だと考えています
【存在】は
承認するのは難しく
否定するのは容易い
では、また~
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